3月25日~4月11日まで東京庭園美術館の旧朝香宮邸が一般公開されました。
この建物は1933年に竣工し、当時は奇抜でモダンな建築として高く評価されたとの事です。
今日では、アール・デコ様式の建築として世界的に評価されているそうです。
桜
きれい!
ワクワク期待をしながら歩いて行きました。
突然外観が見えてきます。
東京都指定の有形文化財になっているとの事です。
基本設計は、宮内省内匠寮が担当されたとの事です。
ここが入口です。
どんな内部空間が広がっているのか
楽しみです。
両側にいる獅子は、向かって右側は子供と左側は鞠を足で押さえている感じでした。
ルネ・ラリックのガラス・レリーフが
出迎えてくれました。
そのガラスの
美しさに
・・・・・・
この大きさは、ラリックの作品中でもとても貴重な物のようです。
床のモザイク・タイルは自然石の細かいピースで構成されているそうです。
美しい
この上
歩いていいの?
壁紙:スイス・サルブラ社製
扉や柱、巾木には楓ベニヤが使用されているとの事。
内匠寮工務課による長椅子と小椅子は
布を張り替えたため、オリジナルではないとの事です。
椅子の赤と壁のグリーンがおしゃれです。
他の宮家の來邸時、随行者他の待機する部屋だったそうです。
壁面にはウォールナット材
天井には格子縁の中に40灯の半円形の照明
正面には左右アをーチに挟まれる形で15枚の鏡
床は本来寄木ですが
保護の為
カーペット敷きになっています。
次室
大広間と大客間との間にあります。
有名な噴水塔(香水塔)です。
デザイン:アンリ・ラバン
製作:国立セーブル製陶所
プラチナが練りこまれた朱色の人造大理石壁面に、漆黒の柱の対比が日本的です。
床はモザイク・タイルはりです。
壁紙:アンリ・ラバン直筆の絵が描かれております。
カンヴァスに書かれた油彩が送られてきて
壁面にはられたとの事です。
大客室
当時の写真です。
今現在いろいろ展示されており
違った雰囲気です。
大客間と両面エッチング・ガラスの引戸で仕切られておりました。反対側の暖炉の上には
アンリ・ラパンの壁画があります。
赤いパーゴラと泉が描かれています。
壁画の背景は、周囲に用いられた大理石と色調を合わせてあります。
ラパンが部屋全体の仕上がりを考慮しながら作業にあたられたようです。
ラパンをはじめフランス側がデザインしたインテリアは
壁面やガラス工芸品は、パリでせいせくした後に、日本に送られてきたそうです。
喫煙室
竣工当初は和洋折衷のの空間だったようですが
昭和58年の改装で完全に改装され、当時の姿はありません。
今回は1階の紹介です。
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