3月25日発生した『能登半島地震』の緊急報告です。
被害を受けた住宅の特徴
① 瓦屋根・伝統工法が多く、外壁は土壁下地杉の下見板張りがほとんどだそうです。
② 地盤は比較的良いのか電柱の倒れ、液状化は少なく橋の段差は5cmですんでいる。道路の亀裂・陥没・うねりは狭いエリアでしか発生していない。
③ ブロック基礎・束石工法・無筋基礎は崩壊、傾きが見られた。新築も施工品質がしっかりしていない建物は、基礎の剥離が見られた。土間・たたき・犬走りの亀裂は非常に多い。
④ ブロック塀・石積塀は崩れ落ちているが、一方向のみとなっていた。(地震の揺れが北西から南東だけ強烈だったと推測される。)
⑤ 壁の量が少ない・木部の腐れ・シロアリ被害・土壁の崩壊が多く見られた。完全崩壊は少なく、傾いた家が多かった。まともな筋違いの入っている住宅は少なかった。
伝統工法の家は人の命を守ってくれたが、修復・再利用できない。
危険なのは、筋違い、合板で固めた家で、ホールダウン金物の無い家
柱や梁が細いにも関わらず、壁の少ない家。
住まいの構造改革推進協会発表より抜粋
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