藤井厚二氏はあまり知られておりませんでした。
彼は
① 日本の気候風土に適合した科学的考究
② ユカ座とイス座の融合
③ 和風材料
時代は西洋文化崇拝
洋間が無ければ一人前ではないという風潮だった
そんな中
西洋文化一辺倒になって欧米の住宅をまねするのではなく
日本の気候風土に適していて、風俗習慣にもとずいた住宅こそが真の日本の住宅である。
という考えを元に
彼は京都大山崎に15000坪の土地を購入し、5棟もの実験住宅を造っています。
1928年(昭和3年)に5棟目に、完成形の『聴竹居』が出来ました。
ここは
藤井氏が奥さんとお子様2人と住まわれた家です。
黄色い外観の家は
当時はとてもモダンなかんじだったと思われます。
今より木々も丈が短く
とても
見晴らしの良い場所だったようです。
現在は 木々が多く茂ってます。
現在残っている建物は、『聴竹居』とその下にある『下閑室(茶室)』のみです。
土地も1/10くらいになってしまったようです。
建築当時 この庭の手前は、芝生がしきつめられていたそうです。
お洒落ですよね。
木々や
緑の葉
外観から見ても
美しい姿です。
狛犬代わりの守り神?
これは有名な
伊東忠太氏の作だそうです。
『怪獣』と言われております。
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