甲州市近代産業遺産として修復され
平成23年3月26日(土)にOPENしました。
宮光園は、宮崎光太郎氏が創業した宮崎葡萄酒醸造と
観光葡萄園の総称だそうです。
明治10年(1877)に設立された、我が国初のワイン醸造会社である大日本山梨葡萄酒会社が明治19年(1886)に解散した後、醸造器具等一切を引き継いで、
フランスでワイン造りを習得した土屋龍憲と共に創業を開始したそうです。
宮光園には、ワイン醸造や観光葡萄園に関する膨大な資料群がのこされていたそうです。
中でも古写真は醸造や皇族の行啓、行幸の様子がわかる貴重なものだそうです。
2階洋風
おもしろい建物でした。
平屋の茅葺の建物の屋根をとって、洋風の2階をのせたそうです。
倉庫だったのかな~
奥行きも有り
とても広い部分です。
なんだったのかな~
今日は、改修工事を担当された設計者が説明して下さるとの事です。
何度も改修されていたようです。
昔の人は、材木もリサイクルして使用しますよね。
現在もしっかりと形になっています。
また 味わい深い感じになっています。
座るのが苦手な方は、この椅子にどうぞ
畳がダメにならないように、前足と後ろ足が板でつながって体重を分散できるようになっています。
ただのすりガラスではありません。
レースのような模様がついています。
和室にこの照明器具でしたが
違和感ありませんでした。
とても手の込んだ柄になっています。
一目で気に入りました。
上部の縦格子もとても細く細かいものでした。
もう一度じっくり見てみたい。
床下収納スペース
当時は結構深くて広かったのですが
当時は何を入れていたのでしょうか?
子供達も大喜びのスペースでした。
えっ!?
そうなのです天皇陛下がいらっしゃった時に使用されたのだそうです。
ここに専用の物を置かれて使用されたのだそうです。
庶民とはトイレも違うようです。
貼られていた板です。
だから?
実は、この板の木目は手書きで書き加えられたものだそうです。
木目を楽しむ為?
実は手の込んだものなのだそうです。
結露ガラスという技法で、もう日本でこれを再現できる職人さんはいないとの事です。
昔の物も残っておりました。
昔のガラスの方が
より繊細に出来ていました。
復元したものの方が、少し荒い感じがしました。
言われなければ見過ごしてしまいそうな技術です。
ガラス障子が
とてもよい感じをだしています。
2階は、壁が無くほとんどガラス障子だけです。
耐震性は限界耐力計算で行われたそうです。
山梨にも、古くて素晴らしい建物があるということがわかりうれしく思いました。
皆さんも是非見学に行かれてください。
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