国登録有形文化財【長屋門『平等(ひらしな)』】です。
青梅街道に面し、正面16間・側面3間あり、根津記念館の屋敷構えを構成する最大の付属屋で、昭和初期の社会情勢を反映した壮大な長屋門です。
昭和8年に竣工。
大地主根津家の地主経営の場を持つ近代和風建築です。
コンクリート布基礎、ボイラー設備、屋内消火栓の導入、電気配線の埋込など、当時の先端的な技術が盛り込まれています。
根津嘉一郎がメイに送られたお雛様だそうです。
とても落着いた和室です。
お手入れが大変そう。
力強さもある部屋です。
正面に見えているのは
作り付け収納です。
書院風なのですが、出窓にはなっていなく
広縁側にありました。
両脇はふつうの障子でした。
建物から直に入れるようになっていました。
根津ピアノは有名ですが
根津オルガン?が置かれておりました。
1階広縁です。
和室3部屋を繋いでいるこの景色
圧巻です。
あこがれちゃいますよね。
しかし
これだけ窓があると
冬場の寒さはきつかったのでは?
などと寒がりの私は考えてしまいます。
実際
どうだったのでしょうか?
3部屋続きのの両端に
階段がありました。
昭和初期ですが
電気のコードが
むき出しに配線されていません。
現在の住宅と同じように
見えないように配線されていました。
これって当時から考えると
とてもすごい事なんですよね。
お雛様が展示してありました。
御殿雛や現在の雛飾りに近いものやら
広いはずの和室が狭く感じる迫力です。
根津嘉一郎氏が実際に使用された
机だそうです。
良いものは年月を経ても色あせないですね。
台所入口です。
広いコンクリートのたたきがあり
板敷きの台所が続いています。
手すりの部分が
地下室に下りる階段になっていました。
窓がたくさんあり明るい台所でした。
根津記念館はコンサートを開いたり、古い図面から復元された【青山荘】 【茶室「燕子花(かきつばた)」】でお茶会を開いたり、お琴をやったりと多彩に利用されているそうです。
またゆっくり見学に行きたいと思います。
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