デンマークのルイスポールセンのショールーム見学に行ってきました。
ルイスポールセンは1874年にデンマークで設立されたとの事です。
1920年代半ばより、気鋭のデザイナーで建築家でもあったポール・ヘニングセンとの強力関係を築き、照明器具の開発を開始したことが社の発展の基礎となられたそうです。
デザインのためのデザインではなく、あくまでも良質な光を生むための「機能的で美しいデザイン」。
グレアを抑え、光の反射や拡散をコントロールすることで、建築やランドスケープを理想的に見せ、空間の美しさをひきたてるようなデザインこそが、ルイスポールセンのデザインコンセプトとのことです。
2008年にルイスポールセンはタルジェッティポールセンに名前を変更されました。
六本木のショールームでは、ポール・ヘニングセンが生んだ永遠の名作ルイスポールセンPHランプや、日本人デザイナー内山章一氏によってデザインされたエニグマ、ヴァーナー、パントネン、アルネ・ヤコブセンなどをはじめ、インドア、アウトドアの照明器具が見られます。
この照明器具はLEDの光源です。
光が下だけではなく、上にも出るように計算されて造られています。
ちなみに LEDがダメになった時は、お店にお願いすれば交換していただけるそうです。
日本の照明器具メーカーも見習う点があるのではないかと思います。
これは、ルイーズ・キャンベル作の照明器具です。
雪をイメージして作られたとか。
透明アクリルに、シルク印刷で白いドットが印刷されています。
上部にも、テーブルの上にも明かりが届く設計になっています。
下部に2kgの鉄球が入っており、振り子の役目をし、照明器具が倒れないように考えられています
これも、ルイーズ・キャンベル作です。
木漏れ日をイメージしてつくられたとか。
このデザインに至るまでに、いくつかのつくられておりました。
けっこう、この照明器具とは、反対のイメージの物もありました。
ハンドメイドのガラスでつくられているため、内側と外側のガラスの厚みを調整して器具のバランスを取られているとか。
アーネ・ヤコブセンのデザインです。
フロアーランプとテーブルランプの傘の広さが違います。
壁付けもあります。
色はとてもシックでモダンな5色あります。
ヤコブセンのカラーパレットから選ばれたとか。
ポール・ヘニングセンのPHらんぷです。
シェードのフォルムに「対数螺旋」の形を採用し3枚シェードのPHランプは、光学的にも完成度が高く、螺旋の起点に透明な電球の発行部(フィラメント)をおき、そこから発せられる光を、精確にコントロールしたものです。
ためしに、いろんな角度から見てみましたが、グレアは感じられませんでした。
このランプが、日本人デザイナー内山章一氏作です。
始めは、商空間用に大きなものが考えられたようですが、小さなランプで試しながら、大きなランプを作っていかれたとか
ショールームの中でも、結構 目を引きます。
価格¥71,400円
こんな
かわいい
照明器具もあります。
これって
内部?
外部?
どちらで使用するのでしょうか?
?????
青みの光です。
ポール・ヘニングセンのランプです。
内側にローズピンクの塗装がしてあり柔らかな明かりがほんのりと灯っています。
この器具は、ちょっと本を読みたいときには、ランプの角度を変えることが出来ます。
今回は、映像画面の両単に設置してありました。
なぜ?
それは、映像を見る目を疲れさせない為だそうです。
0と100は目を疲れさせる。
クート・ノアゴーの壁掛けランプです。
この光の
見ているだけで
癒されます。
こんなカラフルなランプもあります。
これは
ルーズ・キャンベルの作です。
色は
白・ベージュ・ピンク・オレンジ・イエローの5色あります。
最後に
かの有名なポール・ヘニングセンがデザインした不滅の傑作PHランプの光の出方を見る事ができました。
芸術的ですよね。
この絶妙なバランスを出すための対数螺旋
ただ ショウルームを見るだけではなく、いろいろ画像を見せていただきながら、説明を受けとても素晴らしい見学会でした。