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06日

山梨県古民家鑑定士香川県にある『四国村』の古民家探訪

P1010930  旧江崎燈台退息所です。

江崎燈台は、瀬戸内海の難所といわれる明石海峡を望む、淡路島の北端にあったそうです。

P1010934 明治4年英国の技士ブラントンによって設計された退息所も、燈台と同じように花崗岩の切石を積み上げて堅牢につくられていたようですが、平成7年の阪神淡路大震災によって屋根瓦が落ち、壁面に亀裂が入った為、取り壊され四国村に移築復元されたそうです。

P1010947 旧鍋島燈台休息所です。

坂出市の沖合い鍋島にあったそうです。

江崎燈台と同じく、英国の技士ブラントンが設計し、明治6年に竣工し、この建物は昭和30年頃まで本来の宿舎として使用されてきたようですが、その後は海上保安本部の通信施設として使用されていたそうです。

P1010950

正面の6本の円柱と屋根瓦のバランスは素晴らしいものです。内部の天井は板張りで、暖炉のある部屋、畳敷きの部屋などがある和洋折衷型の建築学的にも貴重な建物だそうです。

P1010969旧クダコ島燈台退息所です。

愛媛県松山市の沖、クダコ水道にあったそうです。

P1010974 明治36年に竣工しましたが、燈台の無人化に伴って、この退息所が不用になったため四国村に移築復元したそうです。

この建物はレンガ造で、外壁がモルタル仕上げ、屋根は桟瓦葺きだそうです。

内部は左右二つに分け、に家族用にし、押入れ付き和風の部屋が配してありました。外観洋風、内部和風の不思議な建物でした。

P1020008 楮蒸し小屋です。

土佐は高級和紙の産地です。

伝統の和紙づくりのため、楮や三椏を釜の上に積み込んで蒸すのがこの小屋だそうです。

寄せ棟造り茅葺で間口3間、奥行き2間。かまどのつくりと大桶フタの上げ下ろしの装置が特徴だそうです。

P1020015 紙作りは、切りそろえた楮や三椏を束にして釜に立て、上から桶をかぶせて蒸す。

取り出して皮をはぎ、黒皮を取り、水に浸して白皮をモチにして叩解棒(こうかいぼう)でたたくのだそうです。

最後に水に入れてすくい上げ、紙にすく・・・・・・という

とても手の掛かる作業だったそうです。

P1020058 旧下木家住宅です。

剣山の北斜面、つるぎ町にあった山村農家だそうです。

正面にのみ戸口を開いており、他の三方は壁で閉ざされておりました。

オモテの前面に縁側が設けてありました。

太い梁を組んだ空間構成は力強く、魅力的でした。

イロリ、かまど、自在鈎など現在では懐かしく思える建物でした。

P1020065 添水唐臼(そうずからうす)です。

穀類を精白する為に臼に入れて杵で搗く方法は、古くから行われてきたようです。

のちに足を使う唐臼で搗くようになり、やがて水力を利用した水車に変わってくるそうですが、水車には相当の水量が必要であり、製作も大仕事で思うようにいかなかったようです。

当時、水が少ないところでは、個人又は隣近所が共同利用したのが添水唐臼で俗にソウズと呼ばれていたそうです。

誰にでも簡単につくる事ができ、水が少なくても時間をかけると精白できる貴重な道具なのだそうです。これは昭和30年頃まで徳島県一宇村(いちゅうそん)に残っていた唯一の遺構を復元したものだそうです。

P1020075 旧久米通賢宅です。

江戸時代から、讃岐は塩どころとして知られていたそうです。

全国の塩の生産量の半分を近くを占めていたのが、坂出塩田なのだそうです。

その基板をつくったのが、久米通賢なのだそうです。

平賀源内とともに、讃岐を代表する江戸時代の科学者の住宅だそうです。

母屋の解体に当たって天井から裏から、測量器具、大砲の鋳型などが発見されたそうです。

四国すごい人材がいたんですね!

山梨県建築士、四国村内にある安藤忠雄氏設計の『四国村ギャラリー』を見学する。

安藤忠雄氏設計の四国村ギャラリーは、外観からは、とても小さく見えます。

山の斜面を利用して入口からは目立たない存在です。

P1010865 中から入口を見ています。

外観写真取り忘れたみたいです。

草刈をしている人がいた為

遠慮してしまったようです。

残念!

P1010868 このように

あまり広くありません。

右手の階段を下りて

受付が有ります。

壁はコンクリート打ちっぱなしです。

P1010872 受付から

階段を見る

今回はかえるの展示とのことです。

ここまでは写真撮影OKでしたが

展示物内の空間はNGでした。

企画展が無い時にはいいのかな~?

企画展より

内部空間を楽しみたかったのですが・・・・

企画展も、小さなスペースに展示されていて良かったですが、四国にまるで関係のない人でした。

P1010873 全上の左側にある

ニッチの展示スペースです。

外国人で、東京に暮らされていて

多くの文豪とお付き合いがあった方が

沢山収集されていたかえる達です。

P1010877ギャラリースペースを抜けて行くと

庭園が見られる場所に出ます。

右手に

水を多用した庭園が

あります。

ここで

コーヒーなど飲みながら

ゆったりした時間を過ごしてみたいと思いました。

実際はそのような施設は無く、訪れる人も少ないようです。

平日のせい???・・・・・

P1010882 庭園に下りる

通路より建物を見た写真です。

多分

遠くから見ても

圧迫感のない建物になっていると思われます。

P1010884 ゆっくりと

下に下りてゆくように

道が作られています。

結構

横に広い建物なんですね。

P1010888 水の出口発見!

ずいぶん建物に近いな~

建物への

水の影響はないのかな?

冬場凍る事は無いのかな?

などと余計な心配をしてしまいました。

P1010883 山の斜面をP1010878 このように生かして水が流れています。

水が上から下に流れていますが

まっすぐではなく、横に導いたりして、とても良い感じです。

水はどこから流れているのかな?

などと思い、庭園散策をしました。

四国村全体が山の斜面につくられているので、足を鍛えておかないと大です!

いまさら遅いのですが・・・・

P1010892 庭園の中ほどから

建物を見た写真です。

見学に行った日は

とても暑く

水の流れる音を聞いていると暑さを忘れます。

P1010899 一番下から

庭園と建物を撮りました。

古民家が沢山ある中に

近代的な建物が目立たないようにある

不思議な感覚も覚えます。

是非、多くの方に見学に行ってほしい場所です。