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10月

山梨県建築士会女性部で訪れた偕楽園内にある好文亭その2

P1010701_2『好文』とは、学問を好むという梅の異名だそうです。

奥御殿とを結ぶ連絡路です。

好文亭の通路はとても狭く作られているました。

これは武器を持った敵が乱入した際、その動きを制限するねらいがあったとされているそうです。

廊下の左側に篠で作った格子窓があります。

外からは窓であることが判らないように工夫されているからだそうです。

P1010719_3東塗縁広間から華燈口を見る。

奥殿から茶室へ通る2畳の小室でした。

中に小坊主が控えていて、奥と茶の席との連絡にあたったそうです。

室内の杉戸には古今集の和歌が華麗な色紙・短冊に書かれてありましたが火災により損傷した為、原画は藩医小松玄甫、復元は東京芸術大学の先生があたられたそうです。

P1010711_2東塗縁広間です。

18畳の総板張り(漆塗り)の広間です。

斉昭は藩内の家臣(80歳以上)、庶民の老人(90歳以上)を招いて慰労の催しをされたそうです。

いったいその時代長寿の人は、何人くらいいたのでしょうか?

不思議だ・・・・

P1010722_2御座の間です。

藩主が来亭して、この室にいるときは、何かと用務もなさっていたらしい。

部屋には床の間を設けず、竹の柱だけを下げ、極めて簡素に作られていた。

でも天井は格天井でした。

P1010718竹のアジロ網の中に紗を張った網代戸をとおして

左右の間が見えるようにしてありました。

現代のような網戸の無い時代に、よく考えたな~と感心しました。

自然の材料を利用して作るなんて、考えた人は素晴らしい!

P1010725_2西塗縁広間から御座の間を見て

軒下に敷き詰められた黒石は和歌山県の那智石だそうです。

ガマの背に似た斑紋があるのでガマ石と呼ばれる大きな履脱石は、2.4m×1.6mあり谷田の羅漢寺にあったものをここに移設したとされているそうです。

斉昭自筆の『好文亭』の扁額が掲げられています。

P1010724西塗縁広間です。

東西3間、南北6間あるそうです。

天井は杉皮網代張りなのだそうです。

とてもダイナミックな網代でした。

ここで文墨雅人がよく集まり詩歌を作り書画を揮毫したそうです。

P1010740_2対古軒です。

西塗縁の北側に接している四畳半の一室です。

好文亭に招かれた人が少し休んだり、茶席にでる前に、静座してし心気を整える部屋だったようです。

この室から茶室に至るナゲシに、斉昭公の歌が彫れらた円形の板額がかけられていました。

P1010753_3杮(こけら)葺きの屋根です。

(こけら)と(かき)の違いわかります?

同じ字に見えますが実は違います。

その違いは、ご自分でお調べください。

P1010783こんな風に

薄い板を何枚も重ねて葺いているのです。

これで雨漏りのしない屋根になるなんて

すっごい事と思いませんか?

実際の屋根もこのようになっておりました。

P1010773_23階楽寿楼です。

正面8畳の正室になっているそうです。

東南西三面からの眺めは絶景です。

この建物が出来た当時は、遠く筑波のの峰や大洗の松林が望めたようです。

床柱は、島津藩主 島津斉彬(しまづなりあきら)から贈られたサツマ竹が用いられたそうです。

建設当時の建物が火災によって焼失してしまった事は、とても残念です。
このサツマ竹床柱の節は、漢字「武士」の画数にちなんで11個ある

山梨県建築士会女性部で訪れた偕楽園内にある好文亭その2

P1010701_2『好文』とは、学問を好むという梅の異名だそうです。

奥御殿とを結ぶ連絡路です。

好文亭の通路はとても狭く作られているました。

これは武器を持った敵が乱入した際、その動きを制限するねらいがあったとされているそうです。

廊下の左側に篠で作った格子窓があります。

外からは窓であることが判らないように工夫されているからだそうです。

P1010719_3東塗縁広間から華燈口を見る。

奥殿から茶室へ通る2畳の小室でした。

中に小坊主が控えていて、奥と茶の席との連絡にあたったそうです。

室内の杉戸には古今集の和歌が華麗な色紙・短冊に書かれてありましたが火災により損傷した為、原画は藩医小松玄甫、復元は東京芸術大学の先生があたられたそうです。

P1010711_2東塗縁広間です。

18畳の総板張り(漆塗り)の広間です。

斉昭は藩内の家臣(80歳以上)、庶民の老人(90歳以上)を招いて慰労の催しをされたそうです。

いったいその時代長寿の人は、何人くらいいたのでしょうか?

不思議だ・・・・

P1010722_2御座の間です。

藩主が来亭して、この室にいるときは、何かと用務もなさっていたらしい。

部屋には床の間を設けず、竹の柱だけを下げ、極めて簡素に作られていた。

でも天井は格天井でした。

P1010718竹のアジロ網の中に紗を張った網代戸をとおして

左右の間が見えるようにしてありました。

現代のような網戸の無い時代に、よく考えたな~と感心しました。

自然の材料を利用して作るなんて、考えた人は素晴らしい!

P1010725_2西塗縁広間から御座の間を見て

軒下に敷き詰められた黒石は和歌山県の那智石だそうです。

ガマの背に似た斑紋があるのでガマ石と呼ばれる大きな履脱石は、2.4m×1.6mあり谷田の羅漢寺にあったものをここに移設したとされているそうです。

斉昭自筆の『好文亭』の扁額が掲げられています。

P1010724西塗縁広間です。

東西3間、南北6間あるそうです。

天井は杉皮網代張りなのだそうです。

とてもダイナミックな網代でした。

ここで文墨雅人がよく集まり詩歌を作り書画を揮毫したそうです。

P1010740_2対古軒です。

西塗縁の北側に接している四畳半の一室です。

好文亭に招かれた人が少し休んだり、茶席にでる前に、静座してし心気を整える部屋だったようです。

この室から茶室に至るナゲシに、斉昭公の歌が彫れらた円形の板額がかけられていました。

P1010753_3杮(こけら)葺きの屋根です。

(こけら)と(かき)の違いわかります?

同じ字に見えますが実は違います。

その違いは、ご自分でお調べください。

P1010783こんな風に

薄い板を何枚も重ねて葺いているのです。

これで雨漏りのしない屋根になるなんて

すっごい事と思いませんか?

実際の屋根もこのようになっておりました。

P1010773_23階楽寿楼です。

正面8畳の正室になっているそうです。

東南西三面からの眺めは絶景です。

この建物が出来た当時は、遠く筑波のの峰や大洗の松林が望めたようです。

床柱は、島津藩主 島津斉彬(しまづなりあきら)から贈られたサツマ竹が用いられたそうです。

建設当時の建物が火災によって焼失してしまった事は、とても残念です。
このサツマ竹床柱の節は、漢字「武士」の画数にちなんで11個ある

山梨県建築士会女性部で見学に訪れた水戸偕楽園内にある好文亭その1

P1010639梅の名所として知られている偕楽園内に建てられたのが、好文亭と奥御殿です。

いずれも 火災により焼失し、現在は復元建築なのだそうです。

だから 古さを感じなかったのかな・・・

中は奥御殿から見学になっていました。

P1010651各部屋名にちなんだ襖絵の素晴らしさにびっくり!

東京芸大の須田珙中(きょうちゅう)・田中青坪(せいひょう)先生の作だそうです。

ここは玄関入ったすぐの部屋で

菊の間です。

P1010655_2桃の間です。

三面桃の襖絵の大迫力

ゆっくり見たかったのですが

とにかく時間が無く

残念ながら次の機会に・・・

P1010659つつじの間です。

岩からせり出して咲いている

つつじ

このように咲いている場所があるのでしょうか?

想像の景色?

P1010664松の間です。

大胆な襖絵です。

松が松らしくない。

松と言われれば松

みたいな感じです。

P1010671もみじの間です。

この襖絵はダイナミックです。

丁度

これから紅葉を楽しむ季節がやってきます。

紅葉先取り!

P1010677竹の間です。

すっきりした絵です。

襖の上の欄間

竹を使っているようで

とても趣向のある欄間でした。

P1010694_2桜の間です。

満開の桜です。

廊下側からの見学なのが残念です。

部屋の中だと

どんなだろう~と思ってしまいます。

P1010690萩の間です。

天袋には太陽?

この萩の間とつつじの間・桜の間は藩主夫人お付の婦人たちの詰所だったそうです。

各部屋からお庭を見る事ができます。

奥御殿は、藩主夫人などの休憩の場だったらしいのですが、城中で出火した時の備えともされていたそうです。

見事な襖絵でした。

山梨県森林フェスティバル開催される。山梨県木造住宅協会も参加しております。

P1020022森林フェステヒバルが昨日・今日の二日間

小瀬スポーツ公園で開催されています。

当社も、山梨県木造住宅協会の一員として

伸縮式の本棚造りのお手伝いをしております。

本棚セット¥500円でした。

P1020026反対側のテントでは

かんな削り体験が出来るコーナーがありました。

ここにも、多くの方が参加されておりました。

一般の方は、かんながけなんてしたことないですよね。

良い機会だと思います。

P1020029また 県内各地から

その土地の特産品を持ってきて売っていたり

県内のお店が、自慢の食べ物を売ったりしております。

ちなみに八幡いもや原木シイタケなど

いろいろ買い込んでしまいました。

P1020031家を9時過ぎには出たのに

駐車場は満杯

広いスペースに

人があふれており

こんなに大勢の人は、どこから来たの・・・?

P1020040_3と思うような人々でした。

昨日・今日と秋晴れに恵まれ

良かったと思いました。

飲食スペースのテントも張られ

皆さん、おいしいものを召しあがっておられました。

まだ 開催されてますので、お近くの方は見学に行かれませんか?

山梨県産材で造った保育園『ぽっぽの家』

P1010236入口入ると

このデザインされた

階段が

目に入ります。

大人もわくわくします。

P1010238右に見える丸太の柱は

子供たちも参加して、皮を剥いたり

磨いたりしたそうです。

子供たちはこの柱に昇りたがるようです。

突き当りは、応接スペースです。

P10102425歳児さんのお部屋です。

奥に換気扇がありますが

IHのコンロを置いて

調理実習もできるようになっていました。

子供たちの笑い声が聞こえてくるようです。

P1010246階段があるスペースは

吹抜けになっています。

デザイン的に

県産材のいろいろな材種の木が

埋め込まれています。

もちろん

材種がひらがなで書いてありますので

子供たちも遊びながら覚えられるようになっています。

階段は蹴上180mm、踏面270mm とっても昇りやすかった。

2階は会議室と先生たちのプールの後のシャワールームがある休憩室があります。

でも子供たちは、階段で遊ぶのが大好きなようです。

P10102482歳児・3歳児・4歳児用の

3つの部屋が並んでいる廊下兼保育室

この日も、小さい子用に

マットやおもちゃを用意してあり

園長先生と遊んでいます。

我が家から近ければ・・・・・

この保育園に子供を入れたのに

などと思いつつ

無垢の木をたっぷり使った園舎を造る幼稚園や保育園が増えてくれればと思いました。

もちろん 園舎造りにも参加したい!

P1010274開口部をたっぷりとってあり

無垢の建具は

とても柔らかい雰囲気を出しています。

木造校舎で過ごした事の無い世代ですが

ここの園児たちがうらやましくなります。

P1010365_42歳児・3歳児・4歳児の保育室は

開閉扉を閉めて

3つに分けたり、

オープンさせて

大きな部屋としても使えます。

P1010369_2上記の部屋の前にあるデッキです。

園長先生の方針で

あえて手すりは付けなかったそうです。

でも奥の段差がある部分には

朝顔のプランターが並んでいて

子供たちが注意して遊ぶように

配慮してありました。

右奥に見えるのは、シャワーや手洗い場です。

P1010389_2無垢材の木の床・天井と漆喰壁

変化に富む空間

ここで育った園児たちは

すばらしい

想像力を持つのではないかと思います。

工事費の3/4が補助金の為、園長先生は報告書の作成に追われているとの事です。