建物を建てられる時に、自分のお金で建てるんだから、好きなように建てていいと思われる人は多いと思いますが、実は、外壁の色は、周りの景色や建物と調和するように考えてほしいと思います。
最近、場の雰囲気を壊すような建物を2軒目にしました。
一軒目は長坂の別荘地です。
その建物が建つ前までは、周りの景色に調和したであろう建物が林の中に、ポツポツ建っていたと思われる中に、新しく建てられた建物が、周りの雰囲気とは違った、目立つ外壁の色で1軒浮いていました。
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一瞬言葉を失いました。
あの建物の近所の別荘住人は、どう思ったのであろうか?
2軒目は東八代です。
畑の中にポツポツ建っている農家の建物の中に、一軒だけ周りと違う色合いの建物がありました。農村の景色の中に、黄色い洋風な外観の建物が、やけに目立って浮いて見えました。
今の人達の好みって?!
建物が建っている場に合わない建物が、多く見られるように思うのは、私だけでしょうか?
ついでに、その建物のある山のほうを見ると、やけに浮いて見えるアーチ状の橋が目に飛び込んできました。
山の色から浮いている、その人工的な斜めのアーチ・・・・・・・
公共の建造物でも、場の雰囲気に合わない色彩設計をしています。
一般の建物も、公共の建物も、環境色彩をもっと大事に考えてほしいと思いました。