静岡大学農学部の研究グループが生後間もないマウスを、木製、コンクリート製、亜鉛の鉄板製のケージで飼育して生後23日間での生存率は、木製ケージが85.1%、金属ケージが木製ケージの約半分の41%、ところがコンクリートのケージになると6.9%の生存率しかなく、生まれた赤ん坊のほとんどが死んでしまったのです。
さらに 成長のスピードの調査によると、木製ケージのほうが優れているようです。生まれた赤ん坊マウスが目を開く開眼日も、木製ケージでは他のものより2日ほど早かったのです。さらにマウスの調査開始から23日目に解剖して臓器を調べたら、木製ケージで育ったマウスは生殖器の重量が重く、コンクリート製や金属製のケージで育ったマウスは、生殖器が軽いということと同時に、腎臓に水腫が出来ているものも多くみられました。(静岡大学農学部研究法より)