基礎工事とは、住まいのすべてを支える「土台」をつくる仕事です
基礎工事は、建物を地盤に固定し、
その上に立つ住まい全体の重さ・揺れ・経年変化を受け止める、
もっとも重要な工事のひとつです。
どれだけ上部構造や設備が優れていても、
基礎が不安定であれば、その性能を十分に発揮することはできません。
耐震性、耐久性、そして住まいの安心感は、
目に見えない基礎のつくり方によって大きく左右されます。
私たちは、
「基礎は構造の一部であり、施工の精度がすべて」
という考え方で、基礎工事に向き合っています。
工法の違いだけでは、基礎の良し悪しは決まりません
基礎工事には、
ベタ基礎、布基礎、一体打ち、分離打ちなど、さまざまな工法があります。
しかし、
どの工法を採用しているかだけで、
基礎の性能が決まるわけではありません。
重要なのは、
- 構造設計が適切か
- 配筋が設計どおり、正確に組まれているか
- コンクリートをどう打設しているか
- 打ち継ぎや施工上の弱点をどう処理しているか
といった、施工そのものの中身です。
私たちは、
工法の名称よりも「どうつくっているか」を重視しています。
一体打ち基礎が生み出す、耐久性の高い構造
当社の基礎工事では、
**ベースと立ち上がりを分けず、一体で打設する「一体打ち基礎」**を採用しています。
一般的な分離打ちでは、
ベースと立ち上がりの間に「打ち継ぎ」が生じます。
この打ち継ぎ部分は、
- 水が回りやすい
- 経年で劣化しやすい
- 構造的な弱点になりやすい
といったリスクを抱えています。
一体打ちにすることで、
- 打ち継ぎがなく、構造が連続する
- コンクリートの一体性が高まる
- 耐久性・防水性に優れた基礎になる
といったメリットがあります。
基礎は完成後にやり直すことができません。
だからこそ、最初から「長くもつつくり方」を選んでいます。
見えない基礎こそ、施工精度が問われます
基礎工事は、完成すればほとんどが地面に隠れてしまいます。
しかし、見えなくなるからこそ、施工の精度が重要になります。
- 配筋の位置やかぶり厚
- 型枠の精度
- コンクリート打設時の管理
- 養生や仕上がりの状態
こうした一つひとつの積み重ねが、
基礎の性能と寿命を左右します。
私たちは、
「見えなくなる部分ほど丁寧に」
という姿勢で基礎工事を行っています。
基礎工事で後戻りできない理由
基礎工事は、
建物全体の工程の中でも、後戻りができない工事です。
一度コンクリートを打設してしまえば、
- 配筋のやり直し
- 構造の変更
- 寸法の修正
は、現実的にはできません。
そのため、
- 設計段階での検討
- 施工前の確認
- 現場での判断力
が、非常に重要になります。
基礎工事は、
「設計と施工のズレ」が最も致命的に表れる工程でもあります。
基礎工事で重要になる施工ポイント
構造設計と配筋計画の整合
基礎は、
上部構造の荷重や地盤条件を踏まえて設計されます。
当社では、
基礎の構造設計も自社で行い、
- 設計意図を理解したうえで施工できる
- 図面と現場のズレをその場で調整できる
体制を整えています。
設計と施工が分断されていないことが、
基礎精度の安定につながっています。
コンクリート打設と品質管理
一体打ち基礎では、
コンクリート打設の管理が特に重要になります。
- 打設手順
- 締固め
- 打設スピード
- 養生方法
これらを適切に管理することで、
密実で耐久性の高い基礎が完成します。
私たちは、
「打てば終わり」ではなく、
その後の状態まで含めて基礎工事と考えています。
自社施工だからできる基礎工事
当社では、基礎工事も自社施工で行っています。
その強みは、
- 構造設計から施工まで一貫して把握できる
- 現場での判断を即座に反映できる
- 施工後の結果を、次の設計に活かせる
という点にあります。
設計して、施工して、振り返って、改善する。
このPDCAサイクルを自社で回せることが、
基礎工事の品質を安定させています。
基礎工事の精度が、住まいの寿命を左右します
基礎は、
住まいの安全性・耐久性・安心感を支える土台です。
完成後には見えなくなりますが、
その精度は、何十年という時間の中で確実に差となって現れます。
私たちは、
「見えないからこそ、誤魔化さない基礎工事」を大切にしています。
この基礎工事でつくりたい住まい
私たちが基礎工事を通してつくりたいのは、
- 長く安心して住み続けられる家
- 時間が経っても不安の少ない住まい
- 次の世代へ引き継げる建物
そのために、
基礎から丁寧につくることを当たり前にしています。