偶然 天野太郎氏の建築展を見る機会がありました。
場所は東京藝術大学大学美術館陳列館です。
明日23日までやっております。
天野氏は、1918年広島県呉市で生まれています。
1942年、早稲田大学理工学部建築学科入学。
在学中に会津八一氏(日本の歌人・美術史家・書家)に師事されたとの事です。
ライトの弟子であった遠藤新氏の薫陶を受け、1952年にフランク・ロイド・ライト氏のいるタリアセンで直接師事した数少ない日本人との事です。
1955年工学院大学建築学科助教授となられ、教育の傍ら設計活動を始められたとの事です。
吉田五十八氏が退官された東京藝術大学に招かれ、教鞭をとられながらキャンバス計画を指揮されたそうです。
日本の伝統的空間を評価され、生活や社会に即した建築が建てられる環境とはどうあるべきかを考察し、戦後のモダニズムを昇華させようと努められたそうです。
会場には、多くの先生に関わりのある建築家の方々がいらっしゃいました。
山梨でも増穂体育館が、天野吉原設計事務所の手によりものだそうです。
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