明るい館内から地下に降りる階段があります
【守破離】の扁額が掛かった茶室の入口は、天井の窓から水に揺らぐ光のみが部屋にある明かりです。この茶室が水の下にあることを感じさせます。
そこから右手にある木製扉を開くと、枕木の敷き詰められた通路が寄付に伸びてゆきます。廊下は右側下部に照明器具が隠されています。
寄付には、タガヤサンの原木が真っ二つに割れている、真鍮の丸炉を仕込んだ立札机がありあります。椅子材は、南アフリカのアサメラだそうです。外材が違和感なく和の空間に溶け込んでいます。照明は、暗く癒される空間になっていました。
そこから薄暗い通路を歩いて水露地へ向かいます。
水露地はアフリカ・ジンバブエ産の黒い割れ石が、水に濡れてお客様を待っています。ブラックコンクリートの壁に差し込まれたバリの古材のベンチがあります。そこに座ると目の前に高さ3.7mの円筒形空間があります。円筒形のブラックコンクリートの壁面には、上から水が静かに流れています。円形の上には、真っ青な空が広がります。
前面と左側は、ガラスです。このガラスにぶつかる見学者がいらっしゃるとの事です。
茶室と水露地です。
奥正面に見えるガラス張りのところが、地下におりて行く階段です。
手前の四角の部分が、入口部分の明り取り窓です。
後は、皆さんご自身の目でお確かめください。
コメントを残す