起雲閣は、庭を囲んでぐる~っと一周できるようになっています。
1990年に新築された建物です。
初霜
春風
有明の3部屋が見学できます。
文豪たちの顔写真が所狭しと並んでおります。
桜井兵五郎が旅館を営んでいた頃の部屋です。
この写真は、太宰治がここで『人間失格』を執筆されたそうです。昭和63年に取り壊されてしまった、起雲閣別邸とのことです。
どんな建物だったのか現物を見たかったのですが、無くなってしまっておりとても残念です。
多くの著名人に愛されたそうです。
春風の間です。
ここにも
昭和の大作家達の品が展示されておりました。
熱海って文豪たちに愛されていたんですね。
この部屋が、一番落着いた感じでした。
春風の間は、泊まっても落着かないなと思う壁の色でした。
色によって、気持ちが違ってくるのを体感できる3部屋でした。
桜井氏が旅館をされていた頃の浴場です。
熱海の浴室って、山梨にある温泉施設より浴室が小さいように感じたのですが気のせいでしょうか?
カランの数もすくなかったです。
旅館は1999年に廃業されたとの事です。
当初は、麒麟に隣接して立てられていたようですが、2度にわたり移築され、現在の場所にあるようです。
良いたたずまいです。
90年以上経っていても、風情があります。
でも 廊下側の長押は一本物を使っていたりとお金かけた建物のようです。
何故 昔の建物は移築しやすいのかというと、現在の建物のように釘と金物でガチガチに止めてないからです。
現在の建物は、一度壊れたら、ゴミになるしか有りません。
ある先生が、木は一本一本性格が違うんだから、それを一律にして構造計算する事事態が間違っているとおっしゃっておられました。
これが 有名な『根津の大石』のようです。
推定約20トン
20人の庭師が2ヶ月近くをかけて運んだといわれているそうです。
鶴が気になって撮りました。
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