国立新美術館へワシントン・ナショナル・ギャラリー展を見に行ってきました。
9月5日まで開催されています。
アメリカにあるワシントン・ナショナル・ギャラリーは、建物も美術品もすべて市民から寄付されたものだそうです。
収蔵品は、とてつもないものばかりのようです。
ドガの踊り子・モネの太鼓橋・等々
その中で印象に残ったのが、モネの『モネの日傘の女性、モネ夫人と息子』とゴッホの『薔薇』でした。
モネの絵には親子の日常のほのぼのとした情景がえがかれておりました。
青空にとけこんでしまいそうな親子でした。
ゴッホの薔薇は、これまで私がイメージしていたゴッホの燃えるような絵とは対照的に散りゆく命のはかなさのようなものを感じました。
設計:黒川紀章氏
照明設計:岩井達弥氏
今回は岩井氏の照明設計を見学する為に参加しました。
この物件は完成までに時間があったので、照明をどのようにしたら良いのかいろいろ実験することができたそうです。
奥行きが
70センチメートルもあるそうです。
縦に32wの蛍光管4本、
横は1.2m間隔に入れているそうです。
節電の折、少し調光をかけていたようです。
ここは、貸展示室として対応できるように設計されたようです。
このように天井の一ますに
32w8本の美術館用蛍光灯が入れてあるそうです。
だいたい500ルクス必要とされたとか
今回は書道展示が開催されておりました。
ずいぶん明るいな~と思いました。
もちろん ワシントン・ナショナル・ギャラリー展は、天井の明かりが消え、スポット照明でした。
大事な絵画の場合、学芸員が全て照明を設定されるとの事でした。
実際に説明を受けてとても勉強になりました。
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