BIS(断熱施工技術者)資格を取得しました|山梨のこれからの家づくりを見据えて

BIS資格を取得したことを伝える山本建築工業のアイキャッチ画像

このたび山本建築工業は、BIS(断熱施工技術者)の認定登録を受けました。

BISは、住宅などの温熱環境要件に関して高度な専門的知識を有し、正しい設計や精度の高い施工方法などを指導できる技術者を認定する資格制度です。

今回の資格取得は、単に肩書きを増やすためではなく、これからの家づくりに必要な断熱・気密の考え方をあらためて整理し、現場でより確実に活かしていくためのものだと考えています。

目次

なぜ今回、BISを取得しようと思ったのか

山梨県では、やまなしKAITEKI住宅指針2025に基づき、県が目指すべき住宅の性能基準が示されており、それに沿った上質な住宅を「やまなしKAITEKI住宅」として広げていく方向性が示されています。

その中で、住宅の断熱化・気密化は、山梨の気候の中で快適で健康的な暮らしを支える重要な基本性能として位置づけられています。

また、やまなしKAITEKI住宅プランナーの登録要件の一つにはBIS登録者であること、やまなしKAITEKI住宅ビルダーの登録要件の一つにはBISまたはBIS-E登録者を雇用していることが示されています。

そうした山梨県の流れも踏まえ、今回あらためて断熱について復習し、知識を整理し直す意味でもBISの試験を受け、資格を取得しました。

今まで現場で積み重ねてきたことを、もう一度体系的に確認し直す良い機会になったと感じています。

BIS断熱施工技術者の認定登録証
山本建築工業が取得したBIS認定登録証
BIS資格取得に関する資料一式と認定登録証
BIS資格取得に関する資料一式

BISは、資格の名前以上に「現場で性能を形にするための学び」

住宅の性能は、図面や計算だけで決まるものではありません。
どれだけ良い断熱仕様や設計方針があっても、現場で正しく施工されなければ、その性能は十分に発揮されません。

BISは、そうした住宅の温熱環境に関する知識を前提に、正しい設計や精度の高い施工方法を理解し、指導できる技術者を対象とした資格です。

だからこそ、今回の資格取得の意味は、「資格を持っている」ということ自体よりも、断熱・気密をきちんと理解し、それを現場で再現できる力を高めることにあると考えています。

今後の現場で大切にしていきたいこと

断熱・気密については、これまでも当社が大切にしてきた分野です。
そのため、今回の資格取得によって何か特別なことを始めるというよりも、当たり前のことを当たり前に積み重ねることが何より大切だと考えています。

  • 断熱材を正しく施工すること
  • 気密処理を丁寧に行うこと
  • 見えなくなる部分こそ手を抜かないこと
  • 設計意図を現場でしっかり再現すること

こうした一つ一つを着実に行い、質の高い住宅を地域に残していく。
今回のBIS取得は、その姿勢をあらためて確認する機会にもなりました。

山梨の家づくりで感じている課題

一方で、山梨で高性能な住宅を広げていくうえでは、課題もあると感じています。

特に大きいと感じているのは、次の3点です。
  • 性能向上に伴うコスト増をどう適正に反映していくか
  • 物価高の中でも性能を落とさず家づくりを続けられるか
  • 自社だけでなく、地域全体で住宅の質を底上げしていけるか

一つは、性能向上に伴うコスト増や物価高を、どこまで適正に反映できるかということです。
高断熱・高気密の家づくりは、考え方だけで実現できるものではなく、材料、施工手間、管理精度のすべてにコストがかかります。性能を高めることの必要性は高まっていますが、その価値が地域の中で正しく理解され、受け止められていくことも同じくらい重要だと思います。

もう一つは、自社だけで高性能な住宅をつくれても、地域全体として残せる住宅の質には限界があるということです。
当社として今後も性能を高めた住宅づくりを続けていくのは当然ですが、それと同時に、地域の工務店同士でも学び合いながら、山梨に良い住宅を残していける流れをつくっていくことも課題の一つだと感じています。

本当に地域の住環境を良くしていくには、一社だけが頑張るのではなく、周りを巻き込みながら、地域全体で住宅の質を底上げしていく視点も必要です。

山梨県の流れともつながる資格

山梨県の「やまなしKAITEKI住宅」の制度の中で、BISは単なる参考資格ではなく、実際に登録要件にも関わる資格として位置づけられています。

また、北海道建築技術協会が公開している「BIS・BIS-E・BIS-M登録者の在職会社名一覧」にも、有限会社山本建築工業が掲載されており、第三者公開情報としても確認できる状態になっています。

こうした意味でも、今回の資格取得は、当社として断熱・気密を大切にして家づくりに取り組んでいることの一つの裏付けになると考えています。

これからの家づくりの“標準”として

これからの家づくりでは、断熱・気密は特別な付加価値というより、これからのスタンダードになっていくはずです。

山本建築工業としても、今回のBIS取得を一つの節目としながら、資格取得そのものを目的にするのではなく、設計と現場の両方から、快適で質の高い住宅を地域に残していくことを大切にしていきます。

これからも、当たり前のことを当たり前に積み重ね、山梨に質の高い住宅を残していけるよう取り組んでまいります。

断熱・気密・住まいの性能について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

家づくりの参考になったら、保存・シェアしていただけると嬉しいです
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

山本 大介のアバター 山本 大介 代表取締役

有限会社山本建築工業 代表取締役。
地域に根ざした住まいづくりを大切にし、設計から施工まで一貫して取り組んでいます。

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次