基礎コンクリートは打設して終わりではない|湿潤養生が大切な理由

ブルーシートで基礎コンクリートを覆い湿潤養生している様子と、養生の重要性を伝えるアイキャッチ画像

新築住宅の基礎工事で、コンクリートの打設が終わりました。

基礎は、コンクリートを打設して形ができれば完成というわけではありません。

打設後もコンクリートは時間をかけて硬化していくため、必要な水分を保ちながら適切な環境で養生することが大切です。

今回は、基礎コンクリート打設後の様子とあわせて、山本建築工業で標準としている基礎の外張り断熱、そしてブルーシートを使った湿潤養生についてご紹介します。

コンクリート打設後の新築住宅の基礎全景と、外周に施工された基礎外張り断熱材
コンクリート打設後の基礎全景です。山本建築工業では、基礎の外側にも断熱材を施工する外張り断熱を標準としています。
目次

基礎コンクリートは打設後も硬化が続きます

コンクリートは、打設した直後に必要な強度が完成するわけではありません。

セメントと水が反応することで、時間をかけながら硬化し、強度を発現していきます。

そのため、打設後にコンクリートが急激に乾燥しないよう管理することが重要です。

特に暑い時期や日差しの強い日、風のある環境では、表面から水分が失われやすくなります。

必要な水分を保ちながら硬化させるために行うのが、養生です。

基礎の外側には外張り断熱を施工しています

山本建築工業では、基礎部分にも外張り断熱を採用しています。

写真で基礎外周に見えている断熱材が、基礎の外側を覆う断熱材です。

基礎部分からの熱の出入りを抑えるため、建物全体の断熱計画の一部として施工しています。

ただし、外部に面する断熱材をそのまま仕上げにするわけではありません。

外張り断熱材を保護するモルタル施工

基礎の外張り断熱材の表面に保護モルタルを施工している様子
基礎外周の断熱材を保護するため、表面に保護モルタルを施工しています。

こちらは、基礎の外張り断熱材の表面に保護モルタルを施工しているところです。

外部に面する断熱材を保護するため、表面をモルタルで覆っていきます。

基礎は建物を支える構造部分であると同時に、断熱や耐久性にも関係する部分です。

完成すると細かな施工工程までは見えなくなりますが、この段階で必要な処理を行っておくことが大切です。

基礎外張り断熱材の表面への保護モルタル施工が完了した状態
外張り断熱材の表面を保護モルタルで覆い、基礎外周の保護施工が完了した状態です。

ブルーシートで湿潤養生

打設後の基礎コンクリートをブルーシートで覆い湿潤養生している様子
打設後のコンクリートが急激に乾燥しないよう、ブルーシートで覆って湿潤養生を行っています。

コンクリート打設後は、ブルーシートで覆って湿潤養生を行いました。

湿潤養生の目的は、コンクリートから水分が急激に失われるのを抑え、硬化に必要な状態を保つことです。

コンクリートは、水とセメントの反応によって硬化していきます。

その途中で表面が急激に乾燥すると、コンクリートが本来持っている性能を十分に発揮しにくくなったり、ひび割れにつながる可能性があります。

そのため、

  • 急激な乾燥を防ぐ
  • 必要な水分を保つ
  • 強い日差しや風の影響を抑える
  • 硬化中のコンクリートを保護する

といったことを意識しながら養生を行います。

基礎は「打設したら終わり」ではありません

基礎工事というと、コンクリートを型枠の中へ打設する工程が目立ちます。

しかし、実際には打設した後をどのように管理するかも、コンクリートの品質に関わる大切な仕事です。

コンクリートを打設する。

施工後の状態を確認する。

必要な水分を保ちながら養生する。

こうした工程を一つずつ積み重ねながら、基礎工事を進めています。

まとめ

基礎コンクリートは、打設した瞬間に完成するものではありません。

打設後も硬化が続くため、その期間に適切な環境を保つ養生が重要です。

完成するとブルーシートも外れ、どのように養生したかは見えなくなります。

だからこそ山本建築工業では、完成後には見えなくなる工程まで含めて、住まいの品質をつくっていくことを大切にしています。

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この記事を書いた人

小野 希のアバター 小野 希 大工・情報発信担当

山本建築工業で大工・広報・情報発信を担当しています。
現場の様子や住まいづくりの考え方を、分かりやすくお伝えします。

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