今回は、外壁の一部に使われていたタイル調の仕上げ材が剥がれてしまったため、その補修工事を行いました。
外壁の不具合は、表面だけを見ると「剥がれた部分をきれいに直せばよい」と思われるかもしれません。
もちろん、見た目をきれいに仕上げることも大切です。
しかし外壁は、雨や風から建物を守る大切な部分です。
そのため、ただ表面をきれいにするだけでなく、剥がれた部分の下地や防水の状態を確認したうえで補修することが重要です。
外壁の一部が剥がれていた状態
今回の現場では、外壁の一部がタイル調の仕上げになっており、その部分が剥がれ落ちてしまっている状態でした。

外壁材が剥がれてしまうと、見た目の問題だけでなく、雨水が入りやすくなる可能性があります。
特に、外壁の表面材が浮いていたり、剥がれていたりする場合は、その裏側で下地や防水層に影響が出ていないかを確認することが大切です。
補修範囲を確認し、傷んだ部分を撤去
まずは、剥がれている部分や浮きがある部分を確認し、補修が必要な範囲を見ていきます。

外壁補修では、表面だけを部分的に塞いでしまうと、内部に傷みが残ったままになってしまうことがあります。
そのため今回は、既存のタイル調部分を一部撤去し、下地の状態を確認しながら工事を進めました。
外壁の中の状態を確認
既存の仕上げ材を撤去すると、外壁の中の状態が確認できるようになります。

外壁は、完成すると内部が見えなくなる部分です。
だからこそ、補修のタイミングで確認できる範囲は、きちんと確認しておくことが大切です。
もし下地や防水層に不具合がある状態で表面だけをきれいにしてしまうと、後から雨水の侵入や下地の傷みにつながる可能性があります。
透湿防水シートを施工
下地を確認したうえで、今回は透湿防水シートを施工しました。

透湿防水シートは、外からの雨水の侵入を防ぎながら、壁の中の湿気を外に逃がす役割があります。
外壁は、仕上げ材だけで雨を防いでいるわけではありません。
仕上げ材の裏側にある防水層も、建物を守るうえでとても大切です。
今回も、ただ外側を張り替えるのではなく、防水の部分を整えてから新しい外壁材を施工しました。
ALC外壁材を施工し、塗装で仕上げ
透湿防水シートを施工したあと、その上にALCの外壁材を施工しました。

この写真の後、仕上げとして塗装を行い、もともとのタイル部分の色に近い雰囲気になるように整えました。
既存の外壁と完全に同じ材料・同じ見た目に戻すことが難しい場合でも、周囲との違和感が少なくなるように、色や仕上がりを考えながら施工しています。
外壁補修は「見た目」だけで判断しないことが大切です
外壁の剥がれや浮きは、外から見える不具合です。
しかし、本当に大切なのは、その裏側に問題がないかを確認することです。
外壁補修では、
- 剥がれている範囲
- 下地の状態
- 防水層の状態
- 雨水が入りやすい部分がないか
- 仕上げ材の固定方法
- 既存外壁との取り合い
- 補修後の塗装仕上げ
などを確認しながら進める必要があります。
表面だけをきれいにしても、内部に不具合が残っていると、後からまた剥がれたり、雨水の侵入につながったりする可能性があります。
まとめ
今回は、外壁の一部に使われていたタイル調の仕上げ材が剥がれてしまったため、補修工事を行いました。
既存のタイル部分を一部撤去し、下地の状態を確認したうえで、透湿防水シートを施工し、その上にALC外壁材を施工しました。
その後、周囲の外壁に近い色で塗装し、仕上げています。

外壁補修は、ただ見た目をきれいにするだけではなく、建物を雨から守るための大切な工事です。
山本建築工業では、必要な部分を確認しながら、見える部分だけでなく、見えなくなる部分も大切にして施工しています。

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